何かを評価するとき,具体的な何かについて意見するとき,「技術的な観点から言わせてもらうと・・・」なんていう場面,多いですよね.そんなときに便利な表現を紹介します。
- in terms of ~
~の観点から、~に関して
ちなみにこの in terms of は論文やレポートなどの堅い文章に限らず、メールなどカジュアルな場面でも使えます。例えば、「案件Aに関して、〜〜〜」といった文章をメールで書くときは「In terms of A, ... 」とすることができます。
以下、例文と簡単な解説を紹介します。
in terms of を用いた 例文
以下、in terms ofを用いた例文を紹介します。
[例文1]
in terms of technology
技術的な観点から(技術に関して)
[例文2]
in terms of citizenry
庶民の観点から(庶民の言葉で言うと)
[例文3]
In terms of economy status, Japan has a lot of problems which do not come into the open.
経済状況にかんして、日本は表面化していない問題がたくさんある
[例文4]
In terms of culture, European countries are completely different from America.
文化の面から見ると、ヨーロッパ諸国とアメリカは完全に異なる
[例文5]
In terms of age, you should be a leader.
年齢で言えば、君がリーダーになるべきだ
上記のように,「~の観点から,~に関して」といったニュアンスで使うことができます.
当然ですが,この表現を使うことによって,自分が何に注目しているのか,何に関して意見しようとしているのかが明確になるため,相手がより理解してくれるようになります.
この表現などによる「スコープ」を明確にすることは、伝わりやすさが格段に向上するので是非使いましょう。
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文頭以外でも使える
それから使い方ですが、例文では文頭に「in terms of ~」を持ってきています。これは特に文頭でなければいけないというわけではないのですが、上述した「スコープを明確にする」のは文頭のほうが親切かなと思い、上のような例文を挙げました。口頭で使うときは特に、文頭で使うほうが良いと私は思います。
同じ意味の違う表現
また,同じ意味の違うフレーズとして以下の表現が挙げられます。
- from the aspect of ~
- from ~ point of view
こちらのほうがやや堅いイメージがあるので,(外部の人に見せるような)論文やレポートで使うときはこちらを使っても良いかもしれませんね.
まとめ
この表現は論文・レポートに加えて,ディスカッションの場(口頭)やメールでも使います(日本語でディスカッションしても「~に関して」はたくさん使いますよね).必ず覚えて,自分の意見を正確に伝えましょう.