前回の「as below:以下のように」に続いて、
本記事では「上記のように」の表現を紹介します。
この表現は、具体的には、
- それまでに説明した内容を参照する
ときに使います。
日本語訳としては「上記のように」や「以下のような」という意味になります。この説明から、たくさん使う表現であることはわかっていただけたと思います。
-
as above
上記(前述)のように,先に述べたとおり
例文としては以下のようなものがあります。
「as above」を使った例文
[例文1]
As above, the total nomber of the elements we used in this experiment is over 20.
= 上記のように、我々がこの実験で用いた素材の合計は20以上である
[例文2]
As above, our proposal gives good effection to the population problem in Japan.
= 先に述べたとおり、我々の提案は日本の人口問題に良い影響を与える
(「我々の提案」は既に述べられた状況で使う)
応用例
また、応用としては、as と above の間に explained や mentioned を挟んで、以下のような意味で使うこともできます。
[例文3]
As explained above, the material A has same effect as the material B.
上で説明したように,物質Aは物質Bと同じ効果をもっている
応用例としては
- as mentioned above 上で述べたように
- as stated above(as above stated) 以上のように
「stated」は何でも使えてしまう反面,意味が曖昧になりやすいため,使用時は注意しましょう.
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「以下のように」の表現も一緒に覚えよう
同ブログで「以下のように」という表現も掲載しています。
as aboveと同じ部類の表現ですし,論文・レポート内で説明するときには必ず使う表現なので合わせて覚えましょう。
以下にリンクを貼っておきます.
「said = 前述の」の英語表現
また、意味としては類似の「said = 前述の」という英語表現もあります。
これは私個人の見解ですが、このsaidは特許等、やや特殊なドキュメントでは見ますが、それ以外では「前述の」という意味ではあまり見ません。
ですので、論文やレポートでは本記事のas aboveを使うことをおすすめしますが、以下に「said」の英語表現を紹介している記事もありますので、興味のある方は是非併せてご覧ください。
まとめ
本記事で紹介した「上記のように、先に述べたとおり」や前回の記事で紹介した「以下のように、以下のとおり」という表現は読者へ明快な説明を行うために必須の表現です。特に論文やレポートでは頻繁に使います。是非覚えて、自分の論文でも使ってみましょう。