英語論文やレポートでよく見かける略語「i.e.」と「e.g.」の意味はご存知ですか？私は大学の研究室時代に論文調査をしていたときに見かけて、この略語を調べた記憶があります。これらの略語の意味はそれぞれ以下の通りです。
-
i.e.
言い換えると，すなわち -
e.g.
例えば
以下、語源や例文を紹介します。
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i.e.とe.g.の語源
これらの略語のルーツはラテン語だそうです．i.e. はラテン語の「id est」，これは英語で言う「that is」にあたり，意味は「言い換えると，すなわち」となります．e.g.はラテン語の「exempli gratia」，これは英語で言う「for example」にあたり，意味は「例えば」となります．
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i.e.とe.g.の発音（読み方）
発音（読み方）はそれぞれ以下のようになります
- i.e. = アイ・イー
- e.g. = イー・ジー
論文やレポートの文章上の表現ですのであまり口に出すことはないと思いますが，一応覚えておきましょう．
例文
それぞれ以下のように使います．
- Like Takei Sou, i.e., a person who has a lot of talents, has the greatest need for TV media.
武井壮のような，すなわちたさんの才能をもった人間が，TVメディアでニーズがある
- I like to go outdoor activities, e.g., trekking
私はアウトドアアクティビティが好きです，例えばトレッキングなど．
その文章のフォーマットなどにも依りますが，例えばe.g.を使うとき，上の例文のように「,」を後ろにつけるとか「:」をつけるとか，または何もつけないとか，いろいろな書き方があります．
注意
i.e. も e.g. も最後のピリオド「.」を忘れずに書きましょう．
英語論文で使う他の略語
他の略語として挙げられるのが「et al.」．筆者の後に付いているのをみたことがあると思います．こちらも以前本ブログで紹介しているのでご覧ください．
まとめ
本記事で紹介した「i.e.」や「e.g.」は論文やレポートにおける独特の表現であり，本当によく見かけます．自分が論文を書くときも，この表現を知っていると説明しやすくなる場面があると思いますので，ぜひ覚えましょう．また、ビジネスシーン（ドキュメントやプレゼンテーションなど）でも出てくる表現ですので、論文を書く人以外も覚えておくとよいと思います。
本記事で紹介した参考書はこちら。
この本は科学論文を書く際に注意する点，具体的には曖昧な表現の避け方や論文のフォーマットなど，「マナー」が詳しく書かれています．私は，一度ざっと読んで，後は辞書的に使っています．おすすめです。
また、
論文のフォーマットやマナーよりも，「内容をいかに読者に伝えるか」を学びたい人は以下の本「理科系のための英文作法」をおすすめします．これを一度読むと，英語論文を書く際の心構えが変わります．ページ数が少なくて読みやすいので是非手に取ってみてください．以下のリンクは私がこの本を読んで印象に残ったことを書いていますので，お時間のある方は是非ご覧ください．
