物質や手法などの名前を簡略化して呼びたいときなど,
「本論文ではAをBと呼ぶ」
という表現をよく目にしませんか?そのときに使う英語表現を紹介します.
-
refer to ~ as ...
~を ... と呼ぶ,~について ... と言及する
上にも書いたように,「~を・・・と呼ぶ」と名前を置き換えるだけでなく,
あるものについて何か言及するときにも使えます.
以下、例文と簡単な説明を紹介します。
- refer to ~ as ... を用いた例文
- "refer to ~" には他の意味もある
- 「以下,~と呼ぶ」と表現したいときには hereinafter を使う
- Twitterでも英語表現をつぶやいています
- まとめ
refer to ~ as ... を用いた例文
[例文1]
In this paper, we refer to the material including A and B as material C.
この論文では,AとBを含む物質を物質Cと呼ぶことにする
この例文からわかる通り、
- 頻出する冗長な表現を簡易な言い方に置き換えるとき,
- またはその論文の中だけ~~と呼ぶように定義したいとき
に便利ですよね.
例文をもう一つ,
[例文2]
They refered to this experiment result as a product of chance.
彼らはこの実験結果を偶然の産物と言っていた
あるものを細かく,詳しく説明したいときにも使えますね.
"refer to ~" には他の意味もある
refer to ~は他に以下の意味もあります
- ~を参照する
- ~に問い合わせる
特に前者の「参照する」は参考文献や辞書を参考にするときに使う表現であり,つまりは論文やレポートにも良く出てくるので,今後,改めて紹介したいと思います。
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「以下,~と呼ぶ」と表現したいときには hereinafter を使う
論文によくある表現として,「・・・を以下,~と呼ぶ」がありますよね.そのときには「以下,」という意味のhereinafterを使いましょう.使い方に関しては以下の記事に書かれています.
Twitterでも英語表現をつぶやいています
ツイッター(@eng_paper_repo)でも英語表現をつぶやいています。私は海外で、英語を使って仕事をしているので、日々の生活の中で出会った英語表現を中心に発信しています。もし興味のある方は是非フォローお願いします。
【今日調べた英語表現】
— 論文で使える英語表現 (@eng_paper_repo) April 21, 2020
refer to ~ as ...
= ~を ... と呼ぶ
[例文]
They refered to this experiment result as a product of chance.
彼らはこの実験結果を偶然の産物と言っていた
まとめ
「AをBと呼ぶ」という表現は論文やレポートを読みやすいようにまとめていくときに使える表現ですので,是非覚えて,読者に読みやすく,内容がよく伝わる文章を目指しましょう.