論文に限らず、日常会話でも「~のそば(横、傍ら)」という表現はよく使います。
そのときに使うのが本記事で紹介する『beside』。
私はこの単語がなかなか出てこなくて、いつも
「なんだっけな・・『~のそば』の意味の英単語が出てこない・・」
と会話に詰まってしまいます。
(主観ですが)簡単なのになかなか出てこない表現ってありますよね。
そんなわけで、本記事では、「beside」を例文付きで紹介したいと思います。
besideの意味
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beside
①~のそばに、そばで、傍らに、横で
②はずれて
例文としては以下のようなものがあります。
besideを用いた例文
それぞれの意味について例文を用意しました。
まず、(beside = ~の傍に、傍らで)の意味で使うbesideの例文
[例文1]
He called his friend beside a river.
彼は川のそばで(横で)友達に電話した
[例文2]
Beside his everyday life at the company, he wanted to do something special.
会社での日常的な生活の傍ら(他に)、彼は何か特別なことをしたいと思っていた
次に、(beside = はずれて)の意味で使うbesideの例文
[例文3]
beside oneself
我を忘れて、取り乱して
[例文4]
That's beside the point.
それは要点がずれている、見当違いだ
beside は倒置して使われる
特に「~のそばに」という部分を強調したいときに、beside は「倒置」して使われます。
例えば以下のような例文があります。
[例文5]
Beside her sat the man.
彼女の横に、その男は座っていた
この場合、まず「beside her」をセットで考えて「彼女の横に」と解釈します。
次に「sat the man」は倒置されているので(主語と動詞の順番が入れ替わっているので)、「the man (S) sat (V)」として考え、「その男が座っていた(座った)」と訳します。
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besideは「~以外に」という意味ももつ?beside"s"とどう違う?
表題の通り、beside は「~以外に」という意味ももちます。
ここが困惑するポイント。
なぜなら最後に「s」のついた「besides」と意味がかぶるからです。
意味としては、上で紹介した「~をはずれて」から派生していると思います(完全に私の予想)。
beside ~ = ~を外れて→~は別として→~以外に、
といった感じ。
なので、日本語に訳すときは beside も besides も「~以外に」と訳すことができるのですが、辞書やインターネットを調べると、beside の意味として「~以外に」と書いていることは少ないように思えます。
逆に besides には「~以外に」という意味は明記されています。ですので、結論は以下のとおり
結論:「~以外に」のときは besides を使え!
まとめ
自分の中での「簡単なのになかなか出てこない単語ランキング」の上位にいつもいたbeside、ということで本記事で紹介させていただきました。
さらに、besidesとの使い分けについても良く悩んでいたので、これを機に調べてまとめてみました。