英語論文・レポート・メールの書き方 - 使える英語表現・フレーズ集 -

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論文でたまに見かける単語『cornerstone』の意味は?

【本記事の目次】

論文やレポートの前書きでたまに見かける『cornerstone』という単語、みなさんこの単語の意味はご存知ですか?私は、なんとなく「コーナー」の「ストーン」ということで、「マイルストーン」的な、なにか重要な目標なのかなと察しました。それほど的は外れていなかったのですが、備忘録のために『cornerstone』の意味とそれを使った例文を本記事に記しておきます。

  • cornerstone 
    1. 土台、要石
    2. 肝心なもの、礎、基礎、不可欠なもの

例文としては以下のようなものがあります。

cornerstone を使った例文

[例文1]

Programming skill is the cornerstone for developping artificial intelligence system.
プログラミングスキルは人工知能システムを開発するためには不可欠なものである

[例文2]

The president has built a cornerstone for the success of traiding.
その社長は貿易が成功するための礎(基礎・足場)を築いた

[例文3]

The idea is one of the cornerstones in new regulation.
そのアイデアは新しい規律の中核をなす部分である

cornerstone と milestone の違い

これは私の経験から来ている意見ですが、cornerstoneはfoundationなもの、つまり基礎の部分を成すものであり、それゆえ、その数は一つ、もしくは限られた数しかないイメージです。一方、milestone は通過点(道しるべ)であり、複数存在します。私の場合はこのニュアンスの違いで使い分けています。

まとめ

冒頭にも述べましたが、前書きなどでたまに、本記事で紹介したcornerstoneという単語を目にします。ある研究の歴史を記述するときに、そのcornerstoneが指すものはそれ以降の研究の基礎になった、というコンテキストで使われるためです。こういった記述は論文やレポートを書く際に良く使うと思いますので、是非覚えて、先人たちの研究をcornerstoneと敬意を持って表現しましょう。