本記事では、論文やレポート、メールから日常会話まで、様々なところで目にする
英語表現「up to ~」について、意味と使い方を紹介します。
仕事で英語を使う方は特に目にする機会が多いのではないでしょうか。
頻出表現ですし、自分で使えるようになると超絶便利な表現なので是非、本記事で使い方をマスターしてください。
- up to ~
①~次第で、②最大~まで、など
以下、私の独断と偏見で、最も使われている/使いやすい意味の「~次第で」と「最大~まで」にフォーカスして、
例文を示しながら使い方を紹介します。
「up to ~ = ~次第で」の例文
四の五の言わずに、まずは例文を見ていきましょう。
[例文1]
it's up to you.
それはあなた次第です(決めるのはあなたです)
[例文2]
The decision might be changed up to the whim of our president.
その判断は、社長の気分次第で変わるかもしれない
※ up to the whim of <人> = <人>の気分次第で
up to <人> to 動詞 = ~できるかどうかは<人>次第
「up to <人>」の後に、「to 動詞」を付けることで
『~できるかどうかは<人>次第』という表現ができます。
以下、例文を示します。
[例文3]
It's up to me to convinve him that we take this direction.
我々がこの方向で進んでいくと彼を説得できるかどうかは私次第です
[例文4]
It is up to you to accept this decision.
この判断が受け入れられるかどうかはあなた次第です
他にも便利な表現として
A is up to B to decide = AはBの判断次第である
などがあります。
「up to ~ = (最大)~まで」の例文
次に。「(最大)~まで」を意味するup toの例文を紹介します。
これも上の意味と同様、よく使う表現です。
[例文5]
You can select up to three colors.
3色まで選ぶことができます
[例文6]
Due to the heavy rain yesterday, water level is rising up to a hight of 2 meters.
昨日の豪雨により、水位が2メートルまで上昇している
[例文7]
Up to (as many as) 4 people can play this video game at the same time.
最大4人までこのテレビゲームを同時にプレイできる
時間の「~まで」という意味でも使える
上の例では、数字を使っていましたが、時間の「~まで」という意味でも使えます。
こっちのほうが良く使うかも。
[例文8]
Up to 1995, we had been living without internet.
1995年まで、私たちはインターネット無しで生活していた
※年号などの情報は例文用に適当につけています。
「(~してから)~以内に」の英語表現
「after」を組み合わせると、「~してから~までに(以内に)」という表現になります
[例文9]
You have to submit this document up to 1 week after the examination.
その試験を受けてから1週間以内に、この書類を提出しなければならない
便利な表現「up to now = 今まで」
[例文10]
Up to now, I never thought about my future.
今まで、将来のことなんて考えたことなかった
また、「up to current time = 今まで、今日まで」などとも言うことができます。