
英語のフレーズset asideは、多義的な表現であり、文脈によって「取っておく」「脇に置く」「無効にする」など異なる意味を持ちます。
日常会話からビジネス、法律文書まで幅広く使われるため、それぞれの意味と用法を理解することが重要です。
「set aside」の主な意味
- 取っておく・蓄える・確保する(お金・時間・資源)
- 脇に置く・退ける・棚上げにする(感情・意見・課題)
- 無効にする・破棄する(法律・判決・契約)
- 供託する(法律文脈で保証金や預託金を支払う)
以下、それぞれの意味での使い方を例文を用いて紹介していきます。
意味ごとの使い方と例文
1. 取っておく・蓄える・確保する
お金や時間などを将来のため、または特定の目的のために確保する、という意味で使います。
例文は以下の通り。
You should set aside a comfortable cash reserve.
十分な準備金を取っておくべきです。
Set aside time for your children.
子どもたちと過ごす時間を確保してください。
2. 脇に置く・退ける・棚上げにする
感情や対立する意見、優先度の低い課題を一時的に脇に置いて他のことに集中する場合に使います。
She sets aside her personal feelings to make a fair decision.
公平な判断を下すために、彼女は自分の感情を脇に置いた。
Let’s set aside our differences and focus on the goal.
意見の相違を脇に置いて、目標に集中しよう。
3. 無効にする・破棄する(法律)
裁判所や公的機関が判決や契約を取り消す、または無効にする場合に用いられます。
The previous ruling was set aside due to new evidence.
新たな証拠により、前回の判決は無効にされた。
4. 供託する(保証金・預託金)
法律文脈で、保証金や供託金を裁判所や役所に支払う場合に使います。
The Judge ordered the Union to set aside $10,000 in a bond to pay.
裁判官はその組合に、支払いのため1万ドルの保証金を供託するよう命じた。
注意点
- 日常会話やビジネスでは「お金・時間を取っておく」の意味で頻出。
- 感情や対立を「脇に置く」用法は比喩的で交渉やチームワークの場面でよく使われる。
- 法律用語としては「判決を無効にする」「保証金を供託する」という専門的な使い方がある。
その他の例文
上で説明した意味での使い方を例文で紹介します。
[例文1]
You should set aside savings for emergencies.
(緊急時のために貯蓄を取っておくべきです。)
[例文2]
She set aside her anger to continue the negotiation.
(交渉を続けるため、彼女は怒りを脇に置いた。)
[例文3]
The contract was set aside due to procedural errors.
(その契約は手続き上の誤りにより無効にされた。)
[例文4]
The company was required to set aside funds as a security deposit.
(会社は保証金として資金を供託する必要があった。)
まとめ
本記事では「set aside」は以下のような意味で使われることを説明しました。
- 取っておく・確保する:時間や資金を確保する表現として最も日常的
- 脇に置く・退ける:感情や意見を一時的に置いておく比喩表現
- 無効にする・破棄する:法律・判決・契約の取り消しに使う専門表現
- 供託する:裁判所や役所への保証金・預託金の支払いに使う表現
どんな場面でも使う表現であるにもかかわらず、いざ英会話をしたときになかなか出てこない表現であるとも言えるので、是非すぐに口から出せるように用意しておきましょう。