「AはBを意味する」,説明文には必ず使う表現だと思います.
そういった文章を書くとき便利な「denote」という単語を紹介します.
私は良く数式を含む論文を読んだり書いたりするのですが、denote はそのときに良く見る単語の一つです。
さらに、このdenoteは能動態でも受動態でも使える便利な単語です、ですので是非意味を理解するだけでなく、自分で使えるようになりましょう。
-
denote
~を意味する -
be denoted by(as) ~
~で表される
以下、例文を紹介します。
denote を用いた例文
[例文1]
The existance of ourlier denotes a failure of experiment.
外れ値の存在は実験の失敗を意味する
[例文2]
The maximum volume of A in that area is denoted as Vmax.
その空間におけるAの最大体積はVmaxで表される
[例文3]
The function is denoted by f(x).
その関数はf(x)で表される
例文のように、受動態のときは「by」や「as」を一緒に用います。
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数式を扱うときには重宝する表現
論文やレポートで数式を使うときなどにとても便利です.
例文3にあるように数式中の記号や略語を説明するときはこの表現「denote, be denoted by(as)」を使うことができます。
他の例としては、例えばAを含む数式を説明するとき、その式の下に以下のように書き加えます。
[例文4]
y = Ax ・・・(1)
A denotes a set of parameters determined by the machine learning method.
Aは機械学習によって決定されたパラメータの集合を表す
【注意】主語は式・記号・サインなど、「人」は用いない
注意事項としては、denote の主語に「人」は用いないことです(少なくとも私は見たことがありません)。
denoteの意味としては「〜を意味する」なので、人も使えそうですが、主語としてつかわれるのは式、記号、サインなどの無生物ですので注意してください。
ネットに以下のような例文を見つけました
[例文5]
His smile denotes that he agrees.
彼のスマイルは了解を意味する
これはスマイル=サインなので、OKです。
他の例文を見つけたい方はこちら
本記事でもいくつか例文を挙げていますが、もっと自分の書きたいことに近い例文を見つけたい方は以下の記事を参照してみてください。
以下の記事では
- Google検索・サジェスチョンを用いた例文検索や、
- 英語表現検索サイト
を紹介しています。
私は英作文にかなり使えると思っています(実際に私が使っています)。
参考にしていただけたら嬉しいです。
まとめ
科学論文・レポートの執筆とは切っても切れない表現の一つなのでしっかりマスターして,特に数式など,筆者にわかりやすく説明しましょう.