論文の中で本当に良く見る「outperform」の文字。特に私は機械学習の研究をしており、最近だとDeep Learningという技術が次々に既存の手法のパフォーマンスを追い越しています。そういった技術が論文やレポートで発表される度、「our method outperforms conventional methods.(我々の手法は従来の手法をしのぐ、従来の手法よりも優れている)」という文を目にします。ですので、本記事では「outperform」を使った例文を紹介します。
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outperform ~
~より [性能・機能が] 優れている、~を凌ぐ(しのぐ)
例文としては以下のようなものがあります
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outperformを用いた例文
- They outperformed their competitors.
彼らは彼らの競合をしのいだ
- His method outperformed all others in terms of computation time although it has same accuracy.
彼の手法は同じ精度をもつにもかかわらず計算時間の点で他の全ての手法より優れている
※ in terms of = ~の点において、~に関して
「どの程度優れているか」を言うとき
単に優れていることを述べるだけでなく、どの程度優れているという説明を加えるときは「by」を使ったりします。例文としては以下のようになります。
- The processing speed of our computer outperforms the one of company A by three times.
我々のコンピュータの処理速度はA社のものよりも3倍優れている
他にも「by a wide margin = 格段に」という表現もあります。
「機能・性能面で」優れている、という意味
本記事のタイトルにも含まれていますが、優れているのが「機能・性能面」のときに、この outperform を使います。もちろん、シンプルに be better than ~など言うこともできますが、機能・性能に関して述べるときは積極的にoutperformを使いましょう。そのほうがニュアンスが伝わりやすいです。
まとめ
特に技術論文のときには機能や性能の良し悪しを述べることが多いと思います。そのときに使えるoutperformをいう表現、是非覚えましょう。better を使うよりも、ぐっと論文らしくなると思います。