本記事では、予想や不確かだが高い可能性をもつ物・現象を述べるときに使う表現を紹介します。不確かとか高い可能性とか書きましたが、簡単に言えば「〜しやすい」とか「〜する可能性が高い」、「〜しそうである」よ訳せる英語表現です。論文やレポートだけでなく、メールや日常会話でも使える便利な表現です。
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likely to ~
~しそうである,~しやすい,~する可能性が高い
以下、例文を用いて具体的な使い方を紹介します。
- likely to を用いた例文
- 否定文(~しそうにない,~しにくい)の場合は less を使う
- than を使って他と比較することもできる
- 【類似表現】tend to, (be) prone to:〜する傾向がある
- まとめ
likely to を用いた例文
[例文1]
The popuration is likely to increase in the future.
将来,人口は増えていきそうである
[例文2]
In such a eating habit, he is likely to be overweight.
そんな食生活では,彼は体重が増えるだろう(増えやすい)
[例文3]
Medical field is likely to grow.
医療分野は成長する可能性が高い
上に紹介した例文は全て「be動詞 + likely to ~」です.使い方としてはこのパターンが一番多いように思います.しかし他の使い方として,名詞に付けて修飾することもできます.例えば,以下のような言い方もできます.
[例文4]
a consticuent likely to be contained
含まれていそうな成分
いずれにしても使いやすい表現ですね。
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否定文(~しそうにない,~しにくい)の場合は less を使う
「~しそうにない」,「~しにくい」という表現も使いたいことが多いはずですので,その例文も紹介します.その場合は less を使います.
[例文5]
He is less likely to lie
彼は嘘をつきそうにない
[例文6]
This kind of method is less likely to fall into a local minimum.
この種の手法はローカルミニマム(局所解)に陥りにくい
than を使って他と比較することもできる
また,than を使うことで「・・・よりも~しやすい,しにくい」と表現することができます.
- (be) likely to ~ than ・・・
・・・よりも~しやすい(する可能性が高い)- - (be) less likely to ~ than ・・・
・・・よりも~しにくい(する可能性が低い)
【類似表現】tend to, (be) prone to:〜する傾向がある
類義語としては「tend to, (be) prone to = 〜する傾向がある、〜しがちな」が挙げられると思います。以下の記事で tend to, (be) prone to の使い方を紹介しているので、是非併せてご覧ください
まとめ
これは論文に限らず,日常会話でも使える便利な表現ですので,スムーズに出てくるように覚えておきましょう.ただ,注意点は「~しやすい」という表現は定量的ではなく,やや曖昧であることがわかると思います.定量的に説明できるときは,このlikely to は使わずに,比較級などを使いましょう.